γ-オリザノール

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原料の概要

γ-オリザノール(ガンマオリザノール)は、米ぬか油や米胚芽油に含まれている成分であり、フェルラ酸とさまざまな物質がエステル結合した化合物です。γ-オリザノールの原料となる米が、日本人の主食として長きにわたって親しまれている食料であることは周知の事実でしょう。そして、米ぬか油やコメ胚芽油といった米油は、国産資源由来の脂質として食用や化粧品などに幅広く用いられているのです。

その中で、γ-オリザノールは主に医薬品に使用される成分ですが、医薬品医療機器等法によると食品には添加物(酸化防止剤)としての使用のみ認められています。

期待できる主な作用

γ-オリザノールの主な機能性の詳細に関しては、以下のようなものがあげられます。

・向精神作用、中枢抑制作用

γ-オリザノールは、神経伝達物質への作用による向精神効果や中枢抑制作用を持つと言われており、これにより自律神経の乱れを改善し、更年期障害や自律神経失調症といった神経症状への効果が期待できます。また、γ-オリザノールと植物ステロールを組み合わせて使用することで、認知症などにも一定の効果を示すことが報告されています。

・高コレステロール血症、高脂血症治療

高コレステロール血症とは、血中のコレステロール値が140mg/dl以上の数値を示す症状です。そして高脂血症とは、血中コレステロール140mg/dl以上かトリグリセリド(中性脂肪)が150mg/dl以上、もしくはいずれも当てはまる症状を指します。γ-オリザノールを1日3回、各500mgを経口摂取した結果、血中コレステロールやトリグリセリドの減少が見られたことが報告されています。

・抗酸化作用

γ-オリザノールには、高い抗酸化作用があると言われています。ある実験では、大豆油にγ-オリザノールを0.5%または1%添加したとき、酸化を抑制することが認められたのです。さらに、酸化を防ぐアミノ酸と併用した際には高い相乗効果を示しました。

・その他の作用

上記にあげた以外では、炎症の抑制にも作用を示すことがわかっており、過敏性腸症候群(IBS)の治療にも役立てられています。さらに、抗アレルギー作用も期待できることから、皮膚のアレルギー反応を抑える医薬品に用いられることもあるのです。また、海外の研究結果では筋肉増強効果もあることが示唆されており、トレーニングにおける負荷の向上が見られたという報告もあります。

どんなサプリ(食品)に向いているか

前述のように、γ-オリザノールは医薬品成分であるため、一般的な食品やサプリには食品添加物の用途以外では用いることができません。医薬品の中でも多用されているのはOTC医薬品であり、薬局やドラッグストアなどで入手することができます。使用法が医薬品としての用途にほぼ限定されているのは日本における法律上の規約であり、海外ではサプリなどに配合されることも多いです。その他、化粧品などの酸化防止剤としても使用されることがあります。

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