キウイ種子エキス

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原料の概要

キウイ種子エキスは、主にニュージーランドで生産されているキウイフルーツの種子から抽出されるエキスです。キウイフルーツの名前は、ニュージーランドに生息する鳥キウイの幼鳥の姿に似ていることからつけられたもので、日本では1970年代に栽培されるようになりました。また、原産といわれる中国では漢方薬として使用されることもあり、さまざまな体の症状を改善する健康食品としての認識もあったのです。

キウイ種子においては、果実部分よりもポリフェノールが豊富であるという研究結果が出ています。そしてこのポリフェノールから、クエルシトリンとケンフェロールと呼ばれるフラボノール配糖体の単離同定に成功しています。キウイ種子の主な機能性成分は、このクエルシトリンとケンフェロールです。

期待できる主な作用

では、キウイ種子エキスにはどのような作用を期待できるのでしょうか。

・ニキビの改善

ニキビの原因はさまざまにありますが、そのうちのひとつとして皮脂の過剰分泌があげられるでしょう。皮脂の分泌は、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の活性によるもので、DHTはテストステロンと呼ばれる男性ホルモンから5-αレダクターゼの働きで生成されます。DHTの活性で過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると、ニキビができやすくなるのです。キウイ種子エキスは、DHTを生成する5-αレダクターゼを阻害し、結果的に皮脂の過剰分泌を抑えることができると考えられています。

また、キウイ種子エキスは毛穴に詰まった皮脂に増殖するアクネ菌に働きかけることもわかっています。アクネ菌は嫌気性であり、皮脂が詰まって酸素が供給されなくなった毛穴で増殖します。そしてリパーゼという酵素を生成して皮脂を分解し、炎症の原因となる物質を生成するのです。キウイ種子エキスは、このリパーゼを阻害する作用もあるとされています。

実際にヒトでの試験結果では、キウイ種子エキスの肌への塗布および経口摂取において、いずれも皮脂分泌の抑制やニキビの減少の傾向が確認されました。

・線維芽細胞増殖

キウイ種子エキスには、線維芽細胞を活性化し、ターンオーバーを促して肌のハリや弾力を保持する効果も見込まれています。ヒトによる試験では、複数の女性にキウイ種子エキスを摂取してもらって4週間後にシワを測定した結果、大半の女性のシワが減少したとの結果が出ました。

どんなサプリ(食品)に向いているか

キウイ種子エキスは、主にニキビに対する効果が見込めることから、ニキビ改善を目的としたサプリメントやドリンク、化粧水などに用いられることが多いです。その他、アンチエイジング目的の健康食品に使用されることもあるでしょう。さらに、セラミドを一緒に配合するとそれぞれの美肌作用に相乗効果をもたらすことから、これらを組み合わせた製品もよく見られます。

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