フェルラ酸

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原料の概要

フェルラ酸は、米ぬかや米胚芽から抽出したγ-オリザノールを加水分解した成分で、ケイ皮酸誘導体の1つに数えられます。またフェルラ酸は、植物の細胞壁に存在する線維・リグニンを生成するもととなり、植物の多くに存在する物質です。

 

フェルラ酸の機能性として、紫外線吸収や抗酸化といった作用が確認されており、過去には合成のみの方法で生成が行われていました。しかし、米ぬかや米胚芽から抽出する方法の研究・開発以降は、さまざまな商品へ利用が広まるようになりました。

期待できる主な作用

・美白作用

フェルラ酸がもたらす主な作用としては、美白への効果があげられます。フェルラ酸にはメラニンが生成されるもととなるチロシンと拮抗する性質があり、チロシンがチロシナーゼによってメラニンとなる過程を阻害することがわかっているのです。また、紫外線を吸収する作用も持ち、肌細胞の死滅を抑制する効果も確認されています。そのため、日焼け予防には有効な素材といえるでしょう。

 

美白効果を確認するための研究としては、ブタの皮膚への紫外線照射が行われています。ブタの中で、フェルラ酸を塗布したグループと何もしないグループに分けて紫外線を浴びせたところ、フェルラ酸塗布グループのほうが細胞の死滅が少ないという結果が報告されました。

・抗酸化作用

フェルラ酸には強い抗酸化作用があることも発見されており、その力は同じく抗酸化作用が強いといわれるレシチンとほぼ同等です。また、体内で生成された活性酸素を減少させる作用もあり、双方の面から酸化による体内での影響を防げると考えられています。

・その他の作用

その他、確認されている作用には、脳神経を保護することによる脳機能改善作用があります。この作用により、認知症の予防なども見込まれるでしょう。さらに、抗ガン作用や血糖値の低下作用も発見されており、さまざまな疾患改善への応用も期待されています。

どんなサプリ(食品)に向いているか

フェルラ酸は食品では酸化防止剤として用いることが認められております。また、化粧品用途としては、美白目的の製品に使用されることも多いです。日焼け止めなどフェルラ酸の紫外線吸収作用を利用したものは、有効に機能するでしょう。その他、口紅などの変色防止剤として添加した製品も販売されています。

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