フキエキス

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原料の概要

フキとは、日本を原産とする植物であり食用として広く親しまれている野菜です。フキは基本的に山に自生しており、そのなかでも有名な愛知早生フキがフキエキスの原料です。そして、フキエキスの機能性成分は、モノテルペンやセスキテルペンのほか、ポリフェノールの一種であるフキノール酸などがあげられ、主にアレルギー反応を抑制する効果が見込めます。さらに研究の結果、フキの地上部に含まれる抗アレルギー成分として、ポリフェノールの一種であるフキノンや、セスキペルテン配糖体であるフキノサイドAなどが発見されました。

期待できる主な作用

・花粉症喘息抑制作用

アレルギー症状のうち花粉症の鼻づまりは、ヒスタミンによって鼻粘膜にある血管が収縮することで引き起こされます。また喘息では、ロイコトリエンが気管支平滑筋を収縮させ、気管が狭まる現象が起きているのです。フキエキスは、血管や気管支平滑筋の収縮を抑制し、鼻づまりや喘息の症状を和らげる効果が見込まれています。

・脱顆粒抑制作用

マスト細胞(肥満細胞)などの中に含まれる顆粒がアレルゲンに触れたとき、ヒスタミンなどアレルギー反応に関与する物質を放出する現象が脱顆粒です。つまり、脱顆粒の発生はアレルギー反応の引き金となるわけです。そしてフキエキスを用いて、マスト細胞の脱顆粒マーカーであるヘキソサミニダーゼ遊離を測定した結果、フキエキスが脱顆粒を有意に抑制したことがわかっています。

・ロイコトリエン遊離抑制作用

ロイコトリエンとはアレルギー反応を起こす物質の一種で、マスト細胞がアレルゲンと接触することで細胞膜リン脂質から合成されるものです。フキエキスは、このロイコトリエン遊離も抑制することが認められています。

・TNF-α産生抑制作用

TNF-αは炎症性サイトカインの一種であり、アレルギー症状を悪化させたり慢性化させたりするとされています。このTNF-αの産生について、フキエキスは濃度依存的に抑制することが判明しました。

・抗炎症作用

フキエキスは、ロイコトリエンによるアレルギー反応で発症した炎症についても軽減することがわかっています。つまり、フキエキスはロイコトリエンに関して、遊離抑制と抗炎症という2つの作用を持っていることになるのです。

どんなサプリ(食品)に向いているか

フキエキスが健康食品に用いられる場合、同様に抗アレルギー作用を持つシソの実エキスと併用されるケースが多く見られます。これら2つの素材を組み合わせると、フキエキスがシソの実エキスにない作用を補うなどの相乗効果を発揮し、有益な機能向上が期待できるのです。そして、これらを配合したサプリメントは、主に花粉症改善を目的として販売されます。

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