月見草エキス(抗ピロリ菌)

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原料の概要

月見草エキスは、一般的に月見草と呼ばれるマツヨイグサ属の植物・メマツヨイグサの種子から抽出したエキスです。古くから、月見草の種子に含まれる油にはγ-リノレン酸が多く含まれることで知られており、健康食品として親しまれてきました。さらに月見草の種子には、ポリフェノール類が豊富に含まれていることが分かっています。月見草エキスは、この豊富なポリフェノール類を機能性成分として高濃度に精製したものです。月見草エキスに含まれるポリフェノール類には、ペンタガロイルグルコースをはじめ没食子酸やエラグ酸、カテキンにプロアントシアニジンなどがあげられます。

期待できる主な作用

<ピロリ菌への作用>
・ピロリ菌発育阻止作用

月見草エキスには、ピロリ菌の発育を有意に阻止する作用が認められています。特に月見草エキスに含まれるポリフェノールのなかで、特にペンタガロイルグルコースにピロリ菌発育阻止作用が発見されたのです。また栄養のない条件下でピロリ菌を培養し、そこに月見草エキスを添加したところ、濃度依存的にピロリ菌が減少したという結果が出ています。

・ウレアーゼ阻害作用

ウレアーゼとは酵素の一種で、胃の中の尿素をアンモニアに変化させることで酸性の状態を中和する機能を持ちます。それによって、通常は強い酸性を示す胃の中でもピロリ菌が常駐できるのです。月見草エキスは、このウレアーゼを阻害することで胃の中を酸性に保ち、ピロリ菌が生息しづらい環境に導く作用が認められています。

・ピロリ菌付着、定着抑制作用

ピロリ菌が胃の中で生息できる要因のひとつは、ピロリ菌自身が胃の上皮細胞への付着因子を持つことによるものです。月見草エキスは、ピロリ菌の胃上皮細胞への付着や定着を有意に抑制することが判明しました。

・ピロリ菌除菌作用

さらに、月見草エキスはピロリ菌に感染した胃の中において、ピロリ菌数を濃度依存的に減少させたという研究結果も出ています。そのため、月見草エキスにはピロリ菌を除菌する作用があると見られているのです。

<抗潰瘍作用>

上記のウレアーゼ抑制作用の項目で触れたように、ウレアーゼは尿素をアンモニアに変化させます。そして産生されたアンモニアは胃壁を攻撃し、炎症を起こして胃潰瘍などの原因を作ってしまうのです。月見草エキスは、ウレアーゼを抑制する作用を持つことから、尿素がアンモニアに変化するのを防いで胃潰瘍の原因を食い止めることができると考えられます。

どんなサプリ(食品)に向いているか

月見草エキスのピロリ菌に対する作用や抗潰瘍作用を利用した製品は、医薬品以外の場合「胃の調子を整える」とうたったサプリメントが主です。形状は、服用しやすいタブレットやカプセルといった固形で販売されます。

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