月見草エキス(抗糖尿病・ダイエット)

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原料の概要

月見草エキスは、一般的に月見草と呼ばれるマツヨイグサ属の植物のうち、特にメマツヨイグサの種子から抽出されたエキスです。月見草の種子から抽出した油にはγ-リノレン酸が豊富であるほか、種子の成分としてポリフェノール類が多く含まれることがわかっています。そこで、ポリフェノール類の健康効果を活かすために開発されたのが月見草エキスです。月見草エキスの機能性成分となるポリフェノール類には、ペンタガロイルグルコースをはじめ没食子酸やエラグ酸、カテキンにプロアントシアニジンなどがあります。

期待できる主な作用

・糖代謝に関わる作用

私たちの体内に存在するデンプンや二糖類は、それぞれの消化酵素であるα-アミラーゼとα-グルコシダーゼによって分解され、血液中に吸収されます。そしてこれらの酵素が活性化すると、より血液への糖質吸収率が高くなり血糖値の上昇を招くのです。月見草エキスは、α-アミラーゼおよびα-グルコシダーゼのいずれの活性も強く阻害することが判明しました。

また、糖尿病の合併症に深く関与するとされるアルドースレダクターゼは、ブドウ糖からソルビトールを産生し、ソルビトールが細胞にとどまることでAGE(最終糖化産物)の蓄積などを誘発します。これが、さまざまな糖尿病の合併症を引き起こすとされているのです。月見草エキスはこのアルドースレダクターゼを阻害し、糖尿病の合併症を防止する作用が期待されています。

・抗酸化作用

月見草エキスに含まれるポリフェノール量は豊富であるため、ポリフェノールが持つ強い抗酸化作用の発揮が見込まれます。月見草エキスは、活性酸素の一種であるスーパーオキシドを消去するSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と同様の活性を発揮するのです。さらに、DPPHフリーラジカルについても、月見草エキスが有意に消去することがわかりました。

・その他の作用

月見草エキスがもたらすその他の作用として、シミやそばかすのもととなる色素・メラニンの生成を抑える作用も認められています。メラニン生成は、表皮にあるメラノサイトでチロシナーゼが活性化することにより起こりますが、月見草エキスはこのチロシナーゼを阻害する作用も期待できるのです。その他、月見草エキスには保湿作用も見込まれ、さらに美容効果への期待が高まるでしょう。

その他、月見草エキスは胃がん細胞のアポトーシス(壊死)を誘導させる作用があるという研究結果も出ています。

どんなサプリ(食品)に向いているか

月見草エキスを製品に用いる場合、糖代謝に関わる作用を利用し、食前に服用して糖吸収をコントロールする目的のサプリメント(タブレット・ハードカプセル)の形状が主となります。

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