白キクラゲ多糖体

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原料の概要

白キクラゲ多糖体は、食用キノコの一種であるシロキクラゲの多糖質を抽出・精製した素材です。白く花が咲いたような美しさを持つキノコで、形状自体はキクラゲに似ていますが種類としては異なるものです。シロキクラゲの歴史は古く、3,000年前には中国で楊貴妃が美容目的で愛用したとされています。現代でも中華料理にはよく用いられ、特にデザートに使用されることが多くあります。

白キクラゲ多糖体は、マンノース・フコース・キシロース・グルクロン酸など複数の糖で構成されており、その保水力はヒアルロン酸以上とされています。そして、脂質代謝に関わる作用や整腸作用など多くの機能を持ち、私たちの健康向上に期待できる素材です。

期待できる主な作用

・ダイエット作用

白キクラゲ多糖体における脂肪蓄積の抑制について、マウスに白キクラゲ多糖体を与えたところ、脂肪パッド重量の増加が抑制されることがわかりました。また、白キクラゲ多糖体とオリーブ油を与えたマウスでは、血中トリグリセリド量の減少が見られたのです。この結果から、脂肪吸収の抑制も期待できます。さらに、白キクラゲ多糖体の成分はグルコキナーゼなどの解糖酵素を活性化させることから、糖が脂肪として蓄積されることも防ぐと考えられるのです。その他、白キクラゲ多糖体の保水力の高さは胃の内容物を膨張させて満腹感をもたらすことが期待され、よりダイエットの効果を向上させるでしょう。

・整腸作用

白キクラゲ多糖体は、腸内細菌のバランスを改善して腸の調子を整える作用もあるとされています。培養した乳酸桿菌・ビフィズス菌それぞれに白キクラゲ多糖体を添加したものとフラクトオリゴ糖を添加したものに分けると、前者の方がより乳酸桿菌およびビフィズス菌を増殖させることが確認されています。これに加えて、分子量が大きく保水力に優れるため、便を軟化させ便秘を解消する作用も期待できるのです。

・その他の作用

上記以外の作用では、血中コレステロールの低下や、脂質代謝に関連する胆汁酸の分泌量が増加することから、高脂血症の抑制作用があると考えられます。また、ダイエット作用の項目であげた解糖酵素の活性は、血糖値の抑制にもつながるとされるのです。その他、脳神経細胞を活性化することによる脳機能の向上、胃粘膜の保護、抗酸化作用も有益な機能としてあげられます。

どんなサプリ(食品)に向いているか

白キクラゲ多糖体は、主にダイエットを目的としたサプリメントや、食品に混ぜて使う粉末状の栄養補助食品に用いられます。食品以外では、ヒアルロン酸と並ぶ保水力を売りとした化粧品などにも使用されるでしょう。

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